ZR-Vのガソリンとハイブリッドの違い|ターボ廃止と中古の選び方

ZR-Vのガソリンとハイブリッドの違いを解説する記事のアイキャッチ

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『ZR-Vってガソリン車もあったはずだけど、今はハイブリッドしか無いの?』。カタログを見て、そう戸惑った方も多いはずです。

結論から言うと、ホンダ ZR-Vは2026年3月27日の一部改良で1.5Lガソリンターボが廃止され、新車は全車2.0Lのe:HEV(ハイブリッド)になりました。ガソリン車に乗りたいなら、2023年4月から2026年3月までに作られた中古車から選ぶことになります。

排気量・燃費・税金・価格差を横並びにしたので、新車のe:HEVか中古のターボかを決める材料にしてみてください。

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目次

ZR-Vのガソリンとハイブリッドの違いを一覧で比べる

まずは2つのパワートレインを並べてみます。e:HEVは公式諸元表(2026年3月版)、ターボはメディア情報の値です。

項目e:HEV(ハイブリッド)1.5Lターボ(ガソリン)
販売状況現行(新車で買える)2026年3月で廃止(中古のみ)
エンジンLFC 2.0L 直列4気筒 直噴L15C 1.5L 直噴VTEC TURBO
排気量1,993cc1.5L
エンジン出力104kW(141PS)131kW(178PS)
エンジントルク182N・m240N・m
走行用モーター135kW(184PS)・315N・mなし
変速機電気式(固定ギア)CVT
WLTC燃費(FF)22.1km/L(e:HEV X)14.6km/L
自動車税(年)36,000円30,500円
型式RZ4(FF)/RZ6(4WD)RZ3(FF)/RZ5(4WD)
先に結論

ZR-Vの新車はe:HEVだけです。燃費はe:HEVがカタログ値で約1.5倍、走り出しの力強さもモーターのぶんe:HEVが有利。ガソリンターボは「中古で安く乗りたい人」の選択肢になります。

ターボの4WDの燃費は、確かめられる資料が見つからなかったため載せていません。型式のRZ3・RZ5もメディア情報なので、中古で買う時は車検証の「型式」欄で確かめてみてください。

ZR-Vのe:HEVと1.5Lターボの排気量・出力・燃費・税金を並べた図解

ZR-Vは何cc?排気量とエンジンの中身

『ZR-Vって何ccなの?』という疑問は、実は年式で答えが変わるんです。

いま新車で買えるe:HEVは、2.0L(1,993cc)の直列4気筒エンジンです。型式はLFCで、アトキンソンサイクルという燃費を重視した仕組みを使っています。

一方、2026年3月までにあったガソリン車は1.5Lの直噴VTEC TURBO(L15C)でした。排気量は小さいですが、ターボで178PSを出していました。

ここで大事なのは、e:HEVは「エンジンでタイヤを回す車」ではないということ。主にエンジンが発電し、その電気でモーターがタイヤを回します。

e:HEVのモーターは184PS・315N・mで、最大トルクを0〜2,000rpmという低い回転から出せます。信号からの走り出しで『思ったより力強い』と感じやすいのは、このためなんです。

走りの感じ方はどう違う?

e:HEVは、街中ではモーターで静かに走る場面が多くなります。アクセルを踏んだ瞬間から力が出るので、合流や坂道でも落ち着いて加速しやすいです。

ZR-Vのe:HEVとターボで走りの感覚がどう違うかを比較した図解

ターボは、エンジンの回転が上がるにつれて力が乗ってくる感覚があります。エンジン音と一緒に加速していくのが好きな方には、こちらがしっくりくることも。

どちらが上というより、好みの差が大きいところです。中古でターボを考えているなら、試乗で両方に乗り比べてみてください。

排気量で変わる税金

ZR-Vのe:HEVは2.0Lなので、自動車税は年36,000円です。1.5Lのターボは年30,500円で、差は年5,500円になります。ヴェゼルの1.5L(年30,500円)とは区分が違うので気をつけてみてください。

出力やトルクの細かな数字はZR-Vのスペック一覧でまとめています。

ハイブリッドとガソリンの燃費はどれくらい違う?

結論から言うと、カタログ値ではe:HEVのほうが約1.5倍走ります。

e:HEVのWLTC燃費は公式諸元表で次のとおりです。

タイプFF4WD
e:HEV X22.1km/L20.8km/L
e:HEV Z系(BLACK STYLE・CROSS TOURING含む)22.0km/L20.5km/L
1.5Lターボ(参考・メディア情報)14.6km/L確認できず

『じゃあ、年間でいくら違うの?』と気になりますよね。年1万km走り、燃料を1L170円と仮に置いて、カタログ燃費で計算するとこうなります。

比べる車年間の燃料年間の燃料代
e:HEV X(FF・22.1km/L)約452L約7万7,000円
1.5Lターボ(FF・14.6km/L)約685L約11万6,000円
差約233L約3万9,000円

これに自動車税の差(年5,500円)を合わせると、e:HEVが年4万円台の得という計算になります。実際の燃費は乗り方や季節で変わるので、あくまで目安として見てください。

実燃費の考え方はZR-Vの実燃費はどれくらい?で詳しく書いています。

なぜガソリンターボは廃止された?

『ターボの走りが好きだったのに』という声もあります。

ホンダの発表では、2026年3月の一部改良で「全車e:HEVに統一」とされていますが、廃止の細かな理由までは説明されていません。

考えられる背景は、ホンダ全体で電動化を進めていることや、ZR-Vの持ち味である静かさ・燃費をe:HEVで打ち出しやすいことです。ただ、これは公式の説明ではないので、ひとつの見方として受け止めてください。

2026年3月の一部改良で変わった主なこと
  • 1.5Lガソリンターボを廃止し、全車e:HEVに統一
  • 特別仕様車「e:HEV Z CROSS TOURING」を新しく設定
  • BLACK STYLEのフロントグリルをハニカム形状に変更
  • Google搭載Honda CONNECTディスプレーをe:HEV Z系に標準化
  • 前席USB Type-C(Power Delivery対応)などを採用

改良の中身をもっと詳しく知りたい方は2026年3月一部改良で何が変わったか、年式ごとの見分け方はZR-Vの型式と年式一覧で見られます。

価格差はどれくらい?e:HEVの元は取れる?

ここが大事なところです。ガソリン車があった頃、e:HEVは同じグレードのターボより約35万円高くなっていました。

2025年7月から2026年3月までの価格(メディア情報)で並べるとこうなります。

グレードFF4WD
X(ターボ)3,284,600円3,504,600円
e:HEV X3,634,400円3,854,400円
差349,800円349,800円
Z(ターボ)3,884,100円4,104,100円
e:HEV Z4,235,000円4,455,000円
差350,900円350,900円

先ほどの計算で年4万円台の差だとすると、約35万円の差を燃料代と税金で埋めるには8年前後かかります。年2万km走る人なら、その半分ほどです。

『元が取れないなら、ターボの中古でいいのでは?』と思うかもしれません。実は、そう単純でもないんです。

新車で選べるのはe:HEVだけなので、新車同士の比較はもうできません。いまの判断は「新車のe:HEV」か「中古のターボ」か、になります。

いまの新車価格は、e:HEV X(FF)の3,707,000円から、e:HEV Z CROSS TOURING(4WD)の4,727,800円までです(2026年3月27日以降・公式)。タイプごとの違いはZR-Vのグレード比較で一覧にしています。

新車のe:HEVと中古のターボ、どちらを選ぶ?

『結局、自分はどっちがいいの?』と迷う方のために、向いている人を分けてみました。

新車のe:HEVが向いている人
  • 年間の走行距離が多い
  • 街乗りや渋滞が多く、静かさを重視したい
  • 最新の装備やメーカー保証を最初から使いたい
  • 長く乗るつもりで、売る時の評価も気にしたい
中古のターボが向いている人
  • 予算を抑えてZR-Vに乗りたい
  • 走行距離が少なく、燃費の差が効きにくい
  • エンジンの回る感覚が好き
  • 早く手に入れたい(在庫車から選べる)

e:HEVの中でも、XとZのどちらにするかで約60万円変わります。Zで増える装備はe:HEV Zは買いかで詳しく比べています。

4WDにするかどうかも、FFより22万円の差になる大きな分かれ目です。雪道や燃費との兼ね合いはZR-VはFFと4WDどっち?で見られます。

4WDならe:HEVとターボのどちら?

ZR-Vの4WDは、e:HEVもターボも「リアルタイムAWD」と呼ばれる仕組みです。e:HEVの4WDのWLTC燃費は、e:HEV Xで20.8km/L、e:HEV Z系で20.5km/Lです(公式諸元表)。

ターボの4WDの燃費は確かめられる資料が見つからなかったので、ここでは比べていません。中古でターボの4WDを考えている方は、車検証の型式(RZ5)と、カタログや取扱説明書の燃費の欄を見ておきましょう。

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ZR-Vの値段、先に相場を見ておく

新車のe:HEVにするなら、同じ仕様の見積もりを複数のお店で取って総額で比べてみましょう。

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値引きの出どころや交渉の順番はZR-Vの値引き相場と交渉の順番でまとめています。

中古でターボやe:HEVを選ぶ時の見方

中古のZR-Vは、2023年4月の発売から間もないため、年式の幅はまだ狭いです。そのぶん、見るべきところははっきりしています。

『中古のターボとe:HEV、どっちが安いの?』と思いますよね。新車の頃に約35万円の差があったので、中古でもe:HEVのほうが高めに並ぶことが多いです。ただ、年式・走行距離・色・地域で大きく変わるので、同じ条件どうしで比べてみてください。

中古のZR-Vを選ぶ手順
  1. 車検証の型式で、ターボ(RZ3・RZ5)かe:HEV(RZ4・RZ6)かを確かめる
  2. 初度登録の年月で、2026年3月の改良前か後かを確かめる
  3. メーカー保証がどれくらい残っているかを聞く
  4. 点検記録簿で、オイル交換などの整備の履歴を見る
  5. リコールや改善対策が済んでいるかをホンダの公式サイトで調べる
  6. 同じ年式・走行距離のe:HEVとも総額で比べる

ターボ車は、エンジンオイルの管理が走りに影響しやすいと言われます。記録簿で交換の間隔がそろっているかを見ておくと安心です。

e:HEVの中古を選ぶなら、2026年3月の改良前か後かで装備が少し違います。改良後はe:HEV Z系にHonda CONNECTディスプレーが標準になり、BLACK STYLEのグリルもハニカム形状になりました。

改良前と改良後のe:HEVの見分け方

見るところ改良前(〜2026年3月)改良後(2026年3月27日〜)
パワートレインe:HEVとターボの2本立てe:HEVのみ
BLACK STYLEのグリル縦基調ハニカム(ベルリナブラック)
CROSS TOURING設定なし特別仕様車として設定
前席USB改良前の仕様USB Type-C(Power Delivery対応)
新色なしトワイライトミストブラック・パールなど

一番確実なのは、車検証の初度登録の年月を見ることです。ただ、登録が改良の直後でも、改良前に作られた車がまれに混ざることがあるので、気になる時はお店に聞いてみてください。

よくある勘違い

BLACK STYLEはe:HEV X・e:HEV Zをベースにした特別仕様車で、ガソリンターボには設定がありません。「BLACK STYLEのターボ」を探しても見つからないので、気をつけてみてください。

中古車の選び方の全体像はZR-Vの中古車の選び方で、年式ごとの値落ちの考え方はZR-Vのリセールバリューで詳しく見られます。

ZR-Vに乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

ZR-Vへの乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

ZR-Vにガソリン車はもう無いのですか?

新車ではありません。2026年3月27日の一部改良で1.5Lガソリンターボは廃止され、全車e:HEVになりました。ガソリン車は2023年4月から2026年3月までに作られた中古車で選べます。

ZR-Vは何ccですか?

いま新車で買えるe:HEVは2.0L(1,993cc)です。2026年3月まで販売されたガソリン車は1.5Lのターボでした。

ハイブリッドとガソリンで燃費はどれくらい違いますか?

WLTC燃費(FF)で、e:HEV Xが22.1km/L、1.5Lターボが14.6km/L(メディア情報)です。年1万km走ると、燃料代の差は年3万9,000円ほどが目安になります。

ZR-VのターボはVTECですか?

1.5Lターボは「直噴VTEC TURBO」と呼ばれるエンジン(L15C)でした。現行のe:HEVは2.0LのLFCエンジンとモーターの組み合わせです。

e:HEVの中古を買う時の注意点は?

2026年3月の改良前か後かで装備が少し違うので、初度登録の年月を確かめてみてください。メーカー保証の残りと点検記録簿もあわせて見ておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • ZR-Vの新車は2026年3月27日から全車2.0L e:HEV。1.5Lターボは中古のみ
  • 排気量はe:HEVが1,993cc、ターボが1.5L。自動車税は年36,000円と30,500円
  • WLTC燃費(FF)はe:HEV Xが22.1km/L、ターボが14.6km/Lで、約1.5倍の差
  • 当時の価格差は約35万円。燃料代と税金で埋めるには年1万kmで8年前後
  • 中古は車検証の型式と初度登録の年月で、ターボかe:HEVか、改良前か後かを確かめる
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ZR-V買いたいドットコム 編集部

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